T1N2

T1…癌の浸潤が粘膜または粘膜下層にとどまるもの。
N2…第2群リンパ節まで転移を認める。
(T：原発腫瘍の拡がり、N：リンパ節転移の拡がり)

7/9に、義母が胃がんの摘出手術をしました。
T1N2は、カルテの病名の欄に記載されていたものです。

入院すると聞いてから1週間くらい、本当に長く感じました。

これまでの経過をちょっと長くなりますが、書きたいと思います。

7月1日
1本の電話が、家に掛かってきました。
全てはここから始まったのです。

電話の相手は義姉でした。
義母が、先月中旬から背中が痛くなり始め、痛みが引かないので病院へ行ったこと。
検査結果は、胆石の大きいものが1個あるということ。
ついでに胃の検査をしたら、胃潰瘍であったこと。
そして、7/3に入院するということ。。。

びっくりでした。
すぐに、ダンナの実家へ。
お義母さんはとても元気。
入院することにも、気に留めていない様子でした。

でも、義姉の見解は全然違うものでした。
義姉は、看護師をしているんです。
処方箋が、全然出ていなかったこと。入院をどれだけするかも言っていなかったことに
「怪しい。。。」と言っていました。
入院の話のときに行けなかったので、今回ついて行って聞いてくると言っていました。

7月3日(入院当日)
夜、義姉から電話が掛かってきました。
明日担当の先生から、ちゃんとした説明があるけど
胃ガンの告知を受けました。と。

すごくショックでした。。。
最悪、もしかして…と心の準備はできていましたが、やっぱり「ガン」と聞いてしまうと…。
いつもはポジティブ志向のダンナも、さすがに顔面蒼白。
つらいのは義母だとは分かっているのですが、涙が止まりませんでした。。。

7月4日(先生の説明)
ダンナが千葉出張だったため、私たちは欠席。
義姉の説明によると、
手術は7月9日に決定。
胃の3分の2から、4分の3を切除するし、
胆石もあるので、胆嚢も一緒に除去する手術になるそうです。
肺の検査と、大腸の検査はこれから行うそうですが、
内臓に転移は見られないとも言っていたそうです。

転移が見られなくて、とりあえず安心しました。
7月7日に、手術前の最後の先生の説明があるということなので
それには出席することになりました。
外泊許可が出て、とりあえず家に帰宅できたそうです。

7月5日･6日(検査)
5日の午後から再入院。
肺や大腸の検査が始まったそうです。

7月7日(手術前最後の先生の説明)
私たちは、入院してから初めての面会でした。
義母は、思った以上に元気でした。
その姿を見て、ダンナと私はちょっと安心。

先生の説明は、予定より1時間遅れで始まりました。
肺の検査では、異常なしだったそうです。
大腸のほうは、ポリープが2.3個見つかったそうですが小さいものだったので
今は大丈夫との事。
画像を見せてもらいましたが、素人目だとどこにあるのか…。って位小さかったです。
胃のガンの画像も見せてくれました。
と言っても、ダンナは見ていませんが。。。
ここで倒れられても困りますし。

思いのほかガン細胞は大きかったです。多分直径10センチまではいかないくらいでしたが。。。
できていた場所が、胃の出口(幽門)付近のところ。
内臓側ではなく体の外側にできていたため、転移は免れたのではないかと
担当の先生がおっしゃっていました。
もう少し大きくなってきたら、胃の出口を塞いで痛みが出始めていたと
言っていたので、胆石のおかげで発見できたと言うことです。
胆石がなかったら…。と思うとゾッとします。

今回、義姉が看護師で本当に良かったと実感しました。
先生の説明のとき、受け答えし質問できたのは義姉だけ。。
すご～く頼もしかったです。

そのまま、手術前最後の外泊。
義姉の家で、みんなで夕食。


7月8日(再々入院)
義母はお昼前に病院へ入ったそうです。
私たちは夕方見に行きました。
ダンナと私と義母と、3人でおしゃべり。
いっつもみんなが居るので、3人でしゃべることってなかったかも。。。
「お腹空いた～。」なんて言っていました。
明日から当分食べれなくなってしまうので、かわいそうでしたが…。

そして手術へ。。。続く。